平成12年第5回12月定例会 平成12年第5回
香芝市議会定例会会議録1
招集年月日 平成12年12月6日2
招集場所 本市役所5階議場3
出席議員 (20名) 1番 河 杉 博 之 君 2番 縄 田 佳 孝 君 3番 北 川 重 信 君 4番 芦 高 省 五 君 5番 竹 下 正 志 君 6番 吉 川 政 重 君 7番 黒 松 康 至 君 8番 中 川 廣 美 君 9番 長谷川 翠 君 10番 大 倉 勝 彦 君 11番 清 水 一 雄 君 12番 角 田 博 文 君 13番 藤 本 みや子 君 14番 萬 慶 芳 貞 君 15番 西 里 晴 昭 君 16番 高 谷 廣 君 17番 田 中 信 好 君 18番 田 中 保 君 19番 長谷川 芳 治 君 20番 岸 為 治 君4
欠席議員 な し5
地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。 市長 先 山 昭 夫 助役 岡 田 紀 郎 収入役 奥 山 誠 次 教育長 山 田 勝 治
企画調整部長 大 村 弘
総務部長 辻 本 勝 茂
市民生活部長 藤 田 榮 作
保健福祉部長 奥 野 喜 弘
都市整備部長 梅 田 善 久
産業建設部長 竹 田 育 宏
教育委員会事務局長 水道局長 堀 内 靖 介 山 田 順 久6 会議の記録・書記は、次のとおりである。
議会事務局長 上 田 武 志 〃 書記 松 原 秀 典7 会議の事件は、次のとおりである。 議第47号
中央省庁等改革に伴う
関係条例の整理に関する条例を制定することについて 議第48号 香芝市
情報公開条例を制定することについて 議第49号 香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについて 議第50号 香芝市税条例の一部を改正することについて 議第51号 香芝市
介護保険条例の一部を改正することについて 議第52号 香芝市
国民健康保険条例の一部を改正することについて 議第53号 平成12年度香芝市
一般会計補正予算(第2号)について 議第54号
奈良広域水質検査センター組合規約の一部を改正することについて 議第55号 香芝市道路線の認定について 発議第2号 香芝市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部を改正することについて 発議第3号 香芝市
政治倫理条例の一部を改正することについて 意見書第3号
治安維持法国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書8 議長は、
会議録署名議員に次の者を指名した。 18番 田 中 保 君 20番 岸 為 治 君 開会 午前10時50分
○議長(高谷廣君) 皆さんおはようございます。 本日、平成12年第5回
定例香芝市議会が招集されましたところ、議員の皆様方には12月の終末を迎えまして、何かとご多用の中、万事繰り合わせてご出席をいただきましたことを本当にご苦労さまでございます。 本定例会に予定されております案件に対しまして、慎重にご審議をいただき、
議会運営がスムーズに進行できますようよろしく議員の皆様方の格段のご協力のほど、よろしくお願いを申し上げまして、開会の
あいさつにさせていただきます。 市長、
招集あいさつ。
◎市長(
先山昭夫君) 皆さんおはようございます。 今世紀も余すところ、あとわずかになりました。輝かしい21世紀の到来に伴いまして、今20世紀の出口に立ちまして、本年の師走は従前とは異なりまして少し違った感を抱いておるところでございます。 こうした中で、平成12年の第5回12
月定例議会を召集させていただきましたところ、
議員各位には何かとご多用の中でございますけれども、ご出席をいただきましてまことにありがとうございます。 さて、新世紀の幕あけと同時期に本市も
市制施行後10年を迎えるわけでございます。平成3年10
月市制施行を行いまして、市としての機能の整った市にふさわしい
まちづくりを目指しまして、今日まで
まちづくりを邁進してまいったところでございますが、市民の
皆さん方から香芝で住んでいてよかった、これからも香芝のまちに住み続けたいと言っていただけるような声が聞こえるような
まちづくりにしてまいりたいと、このように努めてまいったところでございます。 特に平成9年度は
まちづくり元年として位置づけまして、また、本年度におきましては
まちづくりの羅針盤とも言えます新
総合計画を各課の計画と照らし合わせながら、策定をいたしたところでございます。21世紀の
まちづくりは、これからのまたこれらの計画に準じ進めてまいる所存でございます。しかしながら、我が国の
経済情勢は、
バブル経済崩壊後、10年の空白とも言われるほど、低迷が続いておりまして、
不透明感がぬぐえない情勢でございます。このような情勢の中でございましたが、また、限られた財源でありましたが、行政の各分野である一定の成果をおさめることができたと、このように自負をいたしておるところでございます。今後におきましても、住民の信頼とそしてまた期待にこたえるために、また、地方の時代にふさわしい
地方分権時代に沿った地域の特性を生かしました
まちづくりに
議員各位また市民の
皆さん方のご協力をいただきながら、
まちづくりに専念をいたしてまいりたいと、かように思うわけでございます。 本定例会には、
情報公開条例の制定、その他条例の一部改正及び平成12年度
一般会計補正予算、
道路認定など9議案につきましてご審議をお願いいたすわけでございますが、何とぞよろしくご審議を賜りまして、
原案可決を賜りますようお願いを申し上げまして、開会に当たりましてのご
あいさつとお願いの言葉といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(高谷廣君) ただいま
出席議員が定足数に達しておりますので、これより第5回
定例香芝市議会を開会をいたします。 直ちに本日の会議を開きます。
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△日程1
会議録署名議員指名
○議長(高谷廣君)
署名議員でございますが、議長より指名して異議ございませんか。 〔「異議なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) ご異議ないようでございますので、18番田中保君、20番岸為治君にお願いをいたします。
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△日程2 会期・
議事日程の決定(
議会運営委員長報告)
○議長(高谷廣君) 日程に従いまして、本定例会の会期及び日程を議題といたします。
議会運営委員会に会期及び日程についてご審議を願っておりますので、
議会運営委員長から報告を求めます。
田中委員長。
◆
議会運営委員長(
田中信好君) おはようございます。 平成12年の12月議会を開催するに当たりまして、去る11月28日に
議会運営委員会、
全員出席のもとに会期及び日程等についてご審議をいただいておりますので、委員会を代表してご報告申し上げたいと思います。 まず、会期でございますけれども、本日6日から18日までの13日間とする案でございます。なお、日程につきましては、本日6日が本会議、7日、8日、
一般質問、9日、10日が土、日で休会、11日月曜日が
総務文教委員会、12日火曜日が
民生水道委員会、13日水曜日が休会といたしまして、14日木曜日に
建設経済委員会、15日休会、16、17日が土、日で休会と、18日月曜日が本会議という予定でございます。 また、今議会9議案が提案されておりますけれども、これに対して
委員会付託を議第48号、議第49号、議第50号、議第53号を
総務文教委員会に付託すると、また、
民生水道委員会には議第51号、議第52号、議第54号を付託するという予定でございます。また、
建設経済委員会には、議第55号を付託し、ご審議いただくことになっております。 なお、本日の本会議を前に、委員会を開きまして、本日の日程あるいはその他の件に対してご審議をいただいておりますので、ご報告申し上げたいと思います。 本日のまず日程でございますけれども、私の報告の後に議長の諸報告、続きまして
総務文教委員長から
委員会付託になっております案件に対する報告がございます。 次に、
西名阪問題特別委員会の
委員長報告をいただき、その次に
スポーツ公園建設特別委員長報告をいただく予定でございます。また、その次に
都市計画特別委員長の報告がございます。続いて、8番目に市長の
行政報告をいただきまして、9番目に議案の
一括上程、10番目に議第47号が審議されることになっております。11番目に議案の
提案理由説明がございまして、12番目といたしまして
総括質疑、13番目に
委員会付託という予定でございます。 また、
一般質問が12月4日の正午締め切りということでご案内申し上げましたところ、今議会、8名の議員から
一般質問の通告を受けております。これもさきの本会議前の委員会で順位についてご審議をいただいておりますので、あしたからの
一般質問の順位を申し上げます。1番
長谷川翠君、2番芦高省五君、3番
角田博文君、4番
北川重信君、5番
藤本みや子君、6番
清水一雄君、7番
黒松康至君、8番田中保君という順位でお願いをしたいと思います。 また、さきの
議会運営委員会でいろいろご審議を申し上げておりました国会で法案が制定されましたことに対する改正案でございますけれども、
地方議会の意見書の提出先が各省庁、
関係省庁ということでございましたけれども、今回から国会にも意見書を出せるということで、改正されました。 また、
常任委員会の設置数が
人口段階にかかわるということが撤廃されまして、人口に関係なしに
常任委員会の設置が検討されるということでございます。 また、議員の調査、研修に資するための経費の一部を条例に定めて、
政務調査費を支給するという案が国会で通過をいたしております。これに対して会派別に支給するか、あるいは
議員個人に支給するか、あるいはまた会派及び個人という形で支給されるか、また、これに対する
収支報告等をいただいて、議長に提出していただくということにもなっておりますので、これは最終本会議前の
議会運営委員会までに各会派から意見を持ち寄っていただいて、今後を決めていただきたいということでございます。 また、本日請願書が1通出されております。これに対する
取り扱いもご審議をいただきました。これに対しては、初日に出された分は最終日に本会議で諮って
委員会付託という形になっておりますので、そうした
形どおりに
取り扱いをさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 これから13日間、本会議が始まるわけでございますけれども、十二分にご審議をいただきまして、ひとつ議会がスムーズに進行できますように
議員諸公の格段のご協力をお願いいたしまして、私の報告を終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(高谷廣君) ただいまの
委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。 〔「なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 ただいま
議会運営委員長から報告ありましたとおり、本定例会の会期は本日6日から18日までの13日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) ご異議ないようでございますので、
議会運営委員長報告どおり本定例会の会期は12月6日、本日より12月18日までの13日間と決します。 続きまして、本日の日程でございますが、お手元に配布の
議事日程どおりでご異議ございまんか。 〔「異議なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) ご異議ないようでございますので、お手元の
日程案どおり本日の
議事日程とすることに決します。
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△日程3 議長諸報告
○議長(高谷廣君) 諸般の報告をいたします。 監査及び
現金出納検査の結果報告が来ておりますので、その写しをお手元まで配布しておりますからご承認願います。 続きまして、9月議会で
中川廣美議員の
一般質問におきまして、その質問と答弁の一部について議長預かりとなっていました件につきましては、過日理事者より説明をお受けいたしました。昭和55年に
公共事業のために取得した用地、協力者を始め周辺の土地、協力者に対しての一連の事業化の中での対応であるとのことでありました。 また、関連にいたしまして、公文書の
取り扱い並びに
守秘義務等についての話し合いを行いましたことを報告といたします。 次に、閉会中に
市議会研修視察としまして、
スポーツ公園等の視察を実施いたしましたので、その結果報告書をお手元まで配布いたしておきましたからご承認を願います。
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△日程4
総務文教委員長報告(発議第2号・発議第3号・意見書第3号)
○議長(高谷廣君) 日程に従いまして、発議第2号、発議第3号並びに意見書第3号を議題として、
総務文教委員長から報告を求めます。
中川委員長。
◆
総務文教委員長(
中川廣美君) 議長のお許しを得まして、
総務文教委員会委員長報告をさせていただきます。
総務文教委員会の審査の経過と内容について委員会を代表して報告いたします。 去る9月議会において付託を受け、
継続審議となっておりました発議第2号、発議第3号、意見書第3号について10月10日に当委員会を開催いたしましたので、その審査の経過と結果について当委員会を代表してご報告申し上げます。 まず、発議第2号香芝市の特別職の職員で非常勤のものの報酬、
費用弁償及び
期末手当に関する条例の一部を改正することについてを議題とし、提出者から説明を受けた後、委員から、議員だけ
費用弁償を削ると特に言われている理由はどこにあるのか、また非常勤、特別職のすべての人にも波及するように思うがどうかと質され、提出者から、議員は報酬を受けているのだから、
費用弁償そのものは必要ない。あくまでも第4条第2項に該当する議員への
費用弁償を削ってもらいたいとの答弁に対し、委員から、
費用弁償は必要ないと言われているが、提出者は
費用弁償を受けているのか、また供託については知っているのかと質され、提出者から、
費用弁償は条例に基づいて受け取っている、また供託できることも知っているとの答弁がありました。委員から、
費用弁償を必要ないと言われていて、供託もせず、報酬も
費用弁償も受け取っていられる、その中で、この発議では議員だけ
費用弁償は要らないと言っている。そのときだけの感覚で必要ないと提案されているのではないかと質され、提出者から、決して思いつきで提案したのではなく、議員に当選後から
費用弁償の支出についてはおかしいとして一貫して言ってきたとの答弁がありました。委員から、今回
費用弁償を廃止した場合、どれくらいの費用がプラスになるのか、またどれだけの
経済効果があるのかと質され、提出者から、年間約400万円の支出が削除できる、また
経済効果については試算していないとの答弁がありました。委員から、各種の
議員報酬は人口、議員数によって違っており、報酬を決める
報酬審議会では
費用弁償等も参考に報酬が決められている、また国では
地方議員に対する
政務調査費の支出について法制化しており、それらも含めた中で結論を出していくことも一つの方法であるので、
継続審査とされたいとの意見があり、お諮りしたところ、発議第2号については当委員会として
継続審査することに決まりました。 続いて、発議第3号香芝市
政治倫理条例の一部を改正することについてを議題とし、提出者の説明を受けた後、委員から、どのような事例があって現在の
政治倫理条例を改正しなければならないのか、提案されたのかと質され、提出者から、以前に
関屋ポンプ場の問題があり、これは
政治倫理条例の中に2,000万円までの請負ができるとただし書きがあるから問題が起こると思うとの答弁がありました。委員から、市民が疑わしいと見れば、4年に1回の選挙がある、生活権にも関するので議員の自由を束縛することはどのように考えているのかと質され、提出者から、議員も生活権はあるが、香芝市では
公共事業がなくても他の仕事で議員の生活権が求められる、
議員報酬もあり、
公共事業ではなく、民間の仕事をすればよいとの答弁がありました。委員から、提出者は
政治倫理条例が施行されてよかったと思うのか悪かったと思うのかと質され、提出者から、部分的によい部分もあり悪い部分もあるので、改正すれば立派な
政治倫理条例になると思うとの答弁がありました。 また、委員会として、実質的な経営者とは具体的にどういうことか、
政治倫理条例の改正が必要と言われている問題に関して、具体的な資料の提出を求めましたが、提出者より調査の必要があり、資料の提出ができないとのことから、委員から、
継続審査とされたいとの意見があり、お諮りしたところ、発議第3号については、当委員会として
継続審査とすることに決まりました。 続いて、意見書第3
号治安維持法国家賠償法(仮称)の制定を求める意見書を議題とし、提出者の説明を受けた後、委員から、戦争はよくないと思うが、時の流れであり、その当時も
民主主義であったので、その人たちの罪を償いするのは難しく無効である、仕方がないのではないかと質され、提出者より、当時
日本政府は戦争に突き進んでいたから、ただ
戦争反対と言っただけで弾圧されており、決して
民主主義でも何でもない。虐待された
ユダヤ人は賠償されており、日本もそのように賠償していくべきであるとの答弁がありました。 以上で質疑を打ち切り、採決の結果、賛成なしと認め、意見書第3号については当委員会として否決いたしました。 以上で当委員会に付託を受けました3案件についての審査の経過と結果について報告を終わりますが、私の
報告漏れ等がございましたら、
所属委員各位の
補足説明をよろしくお願いいたします。
○議長(高谷廣君) ただいまの
委員長報告に対しまして質疑をお受けいたします。
清水議員。
◆11番(
清水一雄君) それでは、二、三、お尋ねいたします。 ただいまなかなか丁寧にご報告いただきまして、委員長には感謝いたします。 今、聞かせていただいている中におきまして、委員会の
費用弁償についてのお話もございましたけれども、いろいろとそういうもののカットのご提案なさっている気持ちも私はわかりますけれども、果たして提案されている方がどのように今現在報酬を支給をされている上において、どのような処理をされておるのか、そしてもし受け取っておられるとすれば、どのような気持ちで受け取っておられて、まだ受け取っているのにどのような気持ちでこのような提案されているのか、それを質されたか、まず第1点目これをお聞きしたいんです。 それから、
倫理条例でありますけれども、
継続審査というのか、何かなったらしいけども、いろいろとそういう問題は私も現在ある
倫理条例には汚く申し上げれば、ざるに等しい
倫理条例ではないかと私は感じておるところでございます。先ほど委員長が申されましたように、委員の中からもう少し手を加えれば、もっといい条例になるんじゃなかろうかというご意見もあったそうで、私非常に私も期待を持った次第でございますが、今後
総務文教委員会として真剣に取り組んでいただけるという委員の皆さんの決意があったのか、この点につきまして、本当に心の底からの決意でそういうご意見を拝聴されたのか、この2点だけ簡単で結構でございます。
○議長(高谷廣君)
中川委員長。
◆
総務文教委員長(
中川廣美君)
費用弁償の話は、本人に委員さんからいろいろ聞いていただきまして、本人は
費用弁償は自分の党派の赤旗を買って市民に還元しているという答弁がありました。その分はそれだけです。それ以外はやっておりません。 それと、
政治倫理条例ですが、私も請負金額どうのこうの言うのは反対の方で、賛成したい一員の一人なんですが、ただ
公共工事の下請契約まで縛られているので、提案者は法に触れないと思われているけども、これは法律の解釈で、我々は法律に触れると思っておるので、その分で若干の意見の食い違い、また認められないという話がありました。
○議長(高谷廣君)
清水議員。
◆11番(
清水一雄君) 今、委員長の説明聞きまして、説明ありがとうございます。 しかし、提案される方がされる以上は、もう少しもっと聞いてる方もすかっと解釈できるような考え方で、委員会で説明なさるようにしていただきたいと思います。何かの形でサービスで返してるとか、そういうふうなあやふやな形じゃなくして、私は
報酬そのものが本当に要らなければ、供託するという手もあろうかと、法的には私はまだ調べてませんけども、あろうかと思います。それもまたそういうことをおっしゃる方は、もっともっと私たちよりも法律は詳しいと思うのですけれども、その点を踏まえながらおっしゃってるんであれば、ただ表面だけの形をとっておられるとしか私は解釈できないのでありますが、この点についても今後、
所管委員会で十分そういう提案者に対しまして、やはり追求していただいて、本当は私も提案者のおっしゃるように、
そりゃそんなものはなかってもいいという解釈でおりますけれども、現在要らんと言いながら受け取っておられるその気持ち、ほな、どうしてるかいうたら社会に還元してる、みんな社会に還元してるんじゃなかろうかと思うのですけどね、そこらの点を我々と提案しないものとしたものとの違いがどこにあるのか、今後やはり十分に審査していただいて、我々
議員一同が納得できるようにやはりしていただきたいと思います。委員長、特にこれをお願いしときます。
○議長(高谷廣君)
藤本議員。
◆13番(
藤本みや子君) 先ほど
費用弁償のことで、赤旗を配布してると委員長が言いましたけれども、
議会報告で
香芝民報等を配布してるんで、
議会報告ですので、赤旗を市民に配布してるんではございませんので、その点、よろしくお願いいたします。 (「ちょっとおかしい」「質問ちゃう」「質問ちゃう」との声あり) (11番
清水一雄君「議長、
議事進行」との声あり)
○議長(高谷廣君)
清水議員。
◆11番(
清水一雄君) 今、
藤本みや子議員のあれを聞いとったら、私が委員長に質問してるのに、何や私に向かって討論をしかけてきてるようでございますので、やはり委員長に対する質問の趣旨を十分ご理解していただくように、議長から整理指導していただきたいと思います。
○議長(高谷廣君)
藤本議員に申します。 今後そのようなことのないようにしていただきたいと思います。 ほかにございませんか。 〔「なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 発議第2号について
委員長報告どおり継続審査として
総務文教委員会に付託することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) ご異議ないようでございますので、発議第2号については
継続審査として
総務文教委員会に付託することに決します。 続いて、お諮りいたします。 発議第3号について
委員長報告のとおり
継続審査とし、
総務文教委員会に付託することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) ご異議ないようでございますので、発議第3号については
継続審査として
総務文教委員会に付託することに決します。 続いて、意見書第3号について討論に入ります。 芦高議員、反対の討論をお受けします。
◆4番(芦高省五君) こんにちは。ただいまの
総務文教委員長より報告ありました意見書第3号につきまして、
委員長報告に反対の討論を行うものであります。 先ほど
委員長報告の中で、時の流れで戦前でも
民主主義であったので仕方がないのではないかと、このようなことで否決したと、こんなこと言われたわけであります。しかし、皆さん、治安維持法が制定されましたのは1925年、大正14年、今から75年前でありまして、廃止されましたのが終戦の年の1945年までであり、この20年間に革新政党や労働組合あるいはまた農民組合、宗教団体を始め平和主義者、知識人、文化人まで数十万の人々が逮捕され、送検された人は7万5,681人、拷問により虐殺獄死した人々は2,000人にも上ります。この奈良県におきましても、1928年3月、いわゆる3.15弾圧事件で22名が検挙され、うち7人が起訴、懲役5年とされた木村京太郎氏を始め、7人全員が有罪とされました。さらに、1932年8月、いわゆる奈良県の8.30弾圧事件で122名が検挙され、うち7人が起訴、懲役1年6カ月された一井せいいち氏を始め7人が全員有罪の判決を受けたわけであります。 また、1933年2月、国鉄奈良の職員2人が検挙され起訴、両名とも懲役1年2カ月の有罪、そして同年8月には進歩的教育雑誌「振興教育」の読者会を開いていたとの疑いで4人の小学校教師が検挙され、起訴に至らなかったものの、教育赤化事件として大きく報道され、教職を追われることになりました。 以上のように治安維持法は、国民の当然の願いを権力で踏みにじり、国民の声を封じ、侵略戦争の拡大を容易にし、日本帝国主義は15年戦争で310万の日本人と2,000万人のアジア諸国民を殺害し、はかり知れない惨禍をもたらしたわけであります。そして、日本が敗戦に当たってポツダム宣言を受諾したことにより、治安維持法は反人道的、反民主的で軍国主義を推進した最大の悪法として廃止され、この法律によって有罪判決を受けた人々は無罪となりました。にもかかわらず、戦後の日本の歴代政府は、あの15年戦争が侵略戦争であったことも、治安維持法が人道に反する悪法であったことも、いまだに認めようとしていません。1971年に国際法となった戦争犯罪と人道に反する罪に時効はないという条約を批准している西欧諸国では、今日もなお戦犯追求が行われ、犠牲者には謝罪と賠償が行われています。 また、条約を批准していないアメリカあるいはカナダでも戦争中の日系人の強制収容者に対して陳謝と賠償が行われているのであります。そしてまた、お隣の韓国でも1995年1月独立友好者礼参に関する法律によって、国内外で独立運動の犠牲者を深く尊敬し、国家としての礼讃することとなっています。このことは日本でも治安維持法犠牲者が政府に対して謝罪と国家賠償を要求することの正当性を証明していると、このように思うわけであります。したがいまして、ただいまの
総務文教委員長報告に反対いたしまして、意見書第3号を採決くださるようよろしくお願いする次第であります。私の反対討論を終わります。
○議長(高谷廣君) 次に、
委員長報告に対する賛成の討論をお受けいたします。 田中保君。
◆18番(田中保君) 総務
委員長報告に対して賛成の立場で討論をいたします。 ただいま提案者が反対討論を行われたわけでございますが、そのような痛ましいことは本当に
総務文教委員会としても反省をしていこうと。ただ、現在はそういう過去の痛ましいことを清算しながら人権を尊び、開かれた
民主主義国家として存在をするわけでございます。
総務文教委員会は全面的に反対ということではなしに、今後戦争はあってはならないし、芦高議員が言われている宗教団体、農民団体あるいは共産党を始めとする革新政党、このように言われておりますし、小学校の教師が一部弾圧を受けてやめたと、このことについてもそうであろうと思うわけでありますが、しかし、これは国民の貴重な税金で補償せよと、こういうことでありますから、具体的に明確に、しかも平等でなければならないわけでございます。そのような具体的な提案、説としては委員会としてはこれは痛ましいことあったな、反省してよりよい政治を、よりよい人権を憲法の中で守っていこうという現在の社会の中において、今後はそういう点については全面的にやはり開かれた日本、人権を尊重する、こういうことでありますけれども、提案者につきましては、明確に平等に正確な補償の提示等は全くなされていない、こういうことから、この問題については理解をしながらも反対をいたしたわけでございます。
議員諸公のご理解をいただきながら、どうぞ
委員長報告に賛成をいただきますことを特にお願いを申し上げまして、賛成討論といたします。
○議長(高谷廣君) 討論を打ち切り、採決に入ります。 本案に対する
委員長報告は否決でありましたので、原案について採決をいたします。 意見書第3号について、原案どおり決することに賛成の方の挙手を願います。 (18番田中 保君「ちょっとおかしい、
委員長報告に対して賛成か反対かを聞いてもらわな、原案やったら反対になる。議長、
委員長報告ということでお願いします。反対やったらおかしい」」との声あり) (「本会議での採決のとり方としては、原案に対して採決をとって」との声あり) (18番田中 保君「だから、
委員長報告でええのや」との声あり) (「いいえ、違います」との声あり) (18番田中 保君「間違うやないか、原案であらへん」との声あり) (「最終本会議での採決とる場合は、原案に対してどうかということですわ、
委員長報告は否決です」との声あり) (18番田中 保君「ほしたら、中身言うたげな、中身言うたらなわからん」との声あり)
○議長(高谷廣君) 暫時休憩します。 午前11時32分 休憩 午前11時40分 再開
○議長(高谷廣君) 休憩を閉じて再開いたします。 意見書第3号について
委員長報告どおり決することに賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○議長(高谷廣君) どうも。反対の方の挙手を願います。 〔反対者挙手〕
○議長(高谷廣君) 賛成多数と認め、意見書第3号については否決いたします。
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△日程5 西名阪問題特別
委員長報告
○議長(高谷廣君) 日程に従いまして、西名阪問題特別委員長から報告を求めます。 北川委員長。
◆西名阪問題特別委員長(
北川重信君) 失礼します。ただいま議長のお許しを得ましたので、
西名阪問題特別委員会の審査の経過と内容について、委員会を代表いたしましてご報告申し上げます。 当委員会は、去る11月28日西名阪問題についてを案件として開会いたしました。理事者から、前回の委員会以後、現在までの用地買収と工事の進捗状況について報告を求めました。それによりますと、日本道路公団の用地買収後の移転状況で県道香芝インター線と国道168号線の交差点の角の部分は、建物の内部の移転に続き、土地倉庫所有者が倉庫の取り壊しを完了された。これで交差点周辺の撤去のめどが立ったことにより、道路公団として平成12年度中にでも、歩道、側溝等の外周の工事をすべく準備をしたいとのことである。車道部分の全体工事は、現在交差点処理の協議を高田警察署、高田土木事務所と進めており、平成13年度の完成となる予定であります。 次に、香芝インター線と一方通行の道路の交差点手前の部分は、門及び塀を取り壊された。この部分の側道工事も平成12年度工事として着手したいとのことであります。現在、西名阪道の県道上中下田線東側の上部工、下部工補強工事を施工中であり、平成13年3月末には完成の予定であります。国道168号線西側の補強についても、この秋より順次工事発注していくとのことであります。 そして、リフレッシュ工事は11月6日から16日まで行われ、ジョイント改良、舗装工事等の工事を完了された。前回の委員会で指摘のあった西名阪道と県道香芝線インター線までの間で西名阪道の車が合流する箇所は、合流注意の看板及び路面表示を道路公団で早速施工されました。 次に、西名阪道の出入り口と県道香芝インター線の合流部分は、奈良県警察本部交通規制課で交通安全対策の車両指導線や、止まれや停止線の表示あるいはポストコーンの設置など、交通安全対策の工事を平成12年度中に施行する予定であるとのことであります。 上中地区の水害対策は、水害を繰り返すながれ川の水害解消として、雨水計画により国道168号線に推進管の施工を考えており、これに伴い西名阪道高架南側の部分に工事用の立て坑及び水路の出口を設置すべく現在道路公団と協議中であります。 また、西名阪道路高架北側の部分は、再度車道設置の協議を警察に行ったが、以前の警察当局から文書回答のとおり、踏切が交差点に近く危険である点、国道168号線の渋滞を引き起こす点、道路構造令の問題などで妥当性を欠き、建設は好ましくないとのことであります。ですから、自転車・歩行者専用道路を設置したいとのことであります。 また、道路公団より、流域全体の排水関係の調査が完了されましたが、市の雨水計画や整合のとれるように協議中であります。 次に、奈良県関係では、国道168号線のユニオン産業前の工事は、現在西側の工事を完了され、引き続き東側の歩道設置工事等の施工中であるが、年内の完成を目指しているとのことであります。 県の用地買収の進捗状況は、現在交渉中でありますが、権利者と条件面の差が大きいので難航しているとのことであります。香芝市としても、道路公団、県高田土木事務所と連携を図りながら、一日も早い完成を目指し、努力をしたいと思っております。 以上の説明に対し委員から、水害の件で、ながれ川のバイパスとして国道168号線に推進管を入れる場所とその時期、またその口径について質されました。理事者から、水路のバイパスは、公共下水道の雨水計画を予定しているが、県の河川課と協議は完了し、都市計画決定を行うべく事前協議の申請をしている。その場所は、西名阪の南側から志都美の交番までである。 また、時期の方は平成13年度に実施設計を行い、工事は平成14年度の着手の予定をしておりましたが、県の下水道課から補正予算の話があり、平成13年度に一部工事着手の可能性がある。その口径は、2.2メートルから2.4メートルの推進管であるとの答弁がありました。 また、委員から、西名阪道路高架北側の箇所の交差点処理が難しく、車道設置はできないということだが、地元への説明の予定はあるのかと質され、理事者から、西名阪道高架北側は自転車・歩行者専用道路と考えております。現在、道路公団でその計画図面を作成中、図面が完成次第、地元に対し説明の予定であるとの答弁がありました。 委員から、西名阪道の車両の通行量や騒音の調査について質され、理事者から、平成12年3月に行われた調査で、車の交通量は調査日の24時間で天理方面行きが3万4,224台、大阪方面が3万2,225台、合計6万6,449台である。騒音の方は、高架直下で64デシベル、それから20メートル離れた地点では59デシベルで、国の騒音基準は昼間で70デシベル、夜間で65デシベルであるので、環境基準をクリアしているとの答弁がありました。 委員の方から、前年と比較して増減について質されました。理事者から、交通量について平成12年は前年より調査日24時間当たり天理方面行きで2,108台の増加、大阪方面行きで1,859台の増加で、合計3,967台、4,000弱が増加しております。騒音は数年前より改善されたが、平成11年、12年は横ばい状態であります。 以上で
西名阪問題特別委員会の審査内容について報告を終わりますが、私の
報告漏れ等ございましたら、
所属委員各位の
補足説明よろしくお願い申し上げます。失礼します。
○議長(高谷廣君) ただいまの
委員長報告に対しまして、質疑をお受けいたします。 〔「なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) 質疑ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 昼食のため暫時休憩いたします。 午前11時55分 休憩 午後2時07分 再開
○議長(高谷廣君) 休憩を閉じて再開いたします。
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△日程6
スポーツ公園建設特別委員長報告
○議長(高谷廣君) 続いて、日程に従いましてスポーツ公園建設特別委員長から報告を求めます。
田中委員長。
◆スポーツ公園建設特別委員長(田中保君) ご指名をいただきまして去る11月29日にスポーツ公園建設特別委員会を開催いたしました。
全員出席のもとに会議の事件につきましては今日までの一連の問題でございました。スポーツ公園は21世紀初頭のメイン事業として市民からの意見を反映させながら取り組んでいく大きな期待の事業である。このように位置づけて取り組んでまいっているところでございますが、ことしの10月に市民の代表として一部を公募の委員も含めまして、辻本三郎委員長始め17名の構成で市民懇話会を設けさせていただいたところでございます。そういった意見も委員会で報告をいただいて、それぞれ質疑を行ってきたわけでございますが、その審査の経過と結果、代表してご報告をするものでございます。 今まで4回の懇話会を行われました。基本構想を受けての公園整備に対する全体像について、また、スポーツ施設整備のあり方、遊、憩いの施設のイメージ、公園の維持管理運営、こういった問題について幅広い角度から意見を求めたわけでございます。意見を得られたわけでございます。それらの意見の一部としては、特にスポーツ施設整備全般のあり方という点で、ある程度競技規格に沿った施設整備をすべきではないか、また、市民が気軽に使えるようなレベルで施設を多くつくる方がいいのではないか等々の意見があったそうでございます。遊、憩いの関係施設に対しましては、これらの施設については年間を通せば、スポーツ施設以上の利用者が見込める施設であるので、特に候補地域の自然林、こういったものを生かしながら整備を行い、場合によっては面積的にもうちょっと広げていただけないのか、このような懇話会で意見があったという報告を理事者から受けたわけでございます。 本年度の事業計画の進捗状態につきましては、自然環境調査でこれは1年間を通しての調査が必要でございました。今年度分としては秋季の動植物調査から実施を行ってまいりました。動物の現地調査では、哺乳類8種、カワセミを始め鳥類22種、両生類7種、爬虫類4種、昆虫類253種を確認をいたしたわけでございました。 また、植物調査では、336種の確認を行ってきたと、このような報告を受けたわけでございます。その中で、植物種では336種のうち、11種類にわたる注目種を確認しており、中でもウマノスズクサ科のヒメカンアオイ、こういう植物がこの地域内にあるということでございました。これは日本における保護上重要な植物種であると、このように調査をされたわけでございます。これはまた、ギフチョウという幼虫のえさになると、こういうことでございます。また、花が早春に咲くために、早春の季節感を構成する景観要素にもなると、こういうものがこの地域内にあるということを調べ上げたわけでございます。 続きまして、文化調査について、踏査調査として候補地一体を調査員が歩いて見回る調査では、その結果、周知の遺跡である今泉古墳以外に古墳状隆起として、古墳らしき盛り上がりを13カ所、大きさでは直径約1メートルから3メートル、高さで10センチ、15センチ、こういうものを確認しているということでありますが、まだまだこういった実態調査ではこれからまだ調べ上げなければならない、こういうことでございます。 候補地に係る現況測量で、今回候補地の中央部を南北に通っている都市計画道路、畑・分川線の西側区域、約18ヘクタールについて実施するため、業務委託を行ったとのことでございます。当初、候補地全体について現況測量を実施する考え方であったわけでございますが、公園区域の線引き、こういったものもできていないことから、まずは大規模施設区域として構想している西側地域の現況測量を行い、その結果を踏まえて東側区域の測量を行う方が、測量範囲の見きわめもできやすい、こういう考え方で12年度は西側と13年度は東側に分割すると、現況測量を、そのようでございます。公園整備に伴うアクセス問題については、畑・分川線及び尼寺・関屋線を基本構想でも位置づけているけれども、これら都市計画道路事業の進め方につきましては、現在市と県との内部協議を進めている最中であると、こういうことでございます。 それから、こういったいろんな報告等に対して質疑を受けたわけでございます。委員会としては、測量等について市内業者育成の観点から、現況はどうか、設計業者はどのように決定するのかと、このように質したわけでございますが、参考資料等の作成については所管で行っている。議会は執行者ではございませんので、そういうことでございます。現況測量等の業者関係について、今回の現況測量は7業者による指名競争入札を行い、そのうちの6社が市内業者であったと、こういうことでございました。現況測量の設計について、技師がスポーツ公園課にはおらないわけでございます。建設課に依頼して現況測量に伴う設計技師の応援を依頼し、積算設計を進めている、これが現在の状況でございます。 それから、今後のこういった問題でございますが、設計等につきましては、事務段階では平成12年度、平成13年度で候補地の現況測量を終えて、それ以後に公園の基本的な基本設計、いわゆる概略設計の作業に入りたい、こういうことでございました。 以上、質疑を打ち切りまして、スポーツ公園が本当に市民の立場で、また、市民の皆さんが汗を流せる、そして気軽に寄れる、自然を十分観測しながら、そういった公園構想もこの中に含めて、よりよいものをつくっていくと、こういう決意を聞いたわけでございます。 以上がスポーツ公園の特別委員会の審査の経過と結果でございます。私の
報告漏れ等がございましたら、委員各位の補足をよろしくお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(高谷廣君) ただいまの
委員長報告に対しまして、質疑をお受けいたします。
藤本議員。
◆13番(
藤本みや子君) ただいまお聞きしたところによりますと、大切な動植物があるということでございますけれども、そういうような保護についてするためにも、もう少し施設を縮小して各校区ごとに、例えば旭ケ丘区画整理内につくるとか、ある程度各中学校校区ごとにスポーツ公園をつくるような意見はあったのかどうかと、それと、細かいだけでなしに、市民の声も前から言われておりますように、どのようにつかまれたのか、論議されているのでしょうか。
○議長(高谷廣君)
田中委員長。
◆スポーツ公園建設特別委員長(田中保君) お答えいたします。 市民の声を聞きなさいと言われるから、これは質問者だけじゃなしに、多くの議員の皆さんが言われるから、市民懇話会、議会やあるいは理事者や関係者以外で集まっていただいて、4回も熱心に開きながら市民の声を聞いている。こういう報告をいたしましたので、ご理解をいただきたい。こうしたらああせい、こうしたらああせいと、対案が全くないわけでありますから、
委員長報告としてはそのように言いました。 それから、いろいろ貴重な動植物それから爬虫類等々、公園予定地に生息をいたしておりますし、特に全国でも保護しなければならない、このようなものも何種かあるわけでございます。これはまた、所管の中でそういった専門分野の中でこういった問題については調査をし、どのように保護をしてどうするかという具体的なこともやっていただくわけでございますが、そういうことでお願いをいたしたいと思います。 それから、全く見解の違う質問をされているわけでありますが、議長、この場合は整理をしていただきたいわけでありますが、各校区ごとにスポーツ公園をつくろうとこういうことではなしに、20ヘクタール、あの地域につくっていこうと、こういうことで、その中での審議でありますから、質問者についてはそういった点も十分踏まえながら、ご理解を賜りたい、このように思うわけでございます。我々は勝手にああだこうだということではなしに、一定の20ヘクタールは20ヘクタール、この地域の中でどのような構想の中で、市民の皆さんが喜んでいただけるかと、自然を生かしながら、あるいは珍しい動植物を保護しながら、自然のふれあいを市民が求められておるものに、その期待にこたえていくと、こういう会議でありますから、お忘れなく、よろしくお願いいたします。終わります。
○議長(高谷廣君)
藤本議員に申し上げます。
委員長報告の中身だけの質疑を今度はしていただきたいと思います。 質疑を打ち切ります。
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△日程7
都市計画特別委員長報告
○議長(高谷廣君) 続いて、日程に従いまして、
都市計画特別委員長から報告を求めます。 吉川委員長。
◆
都市計画特別委員長(吉川政重君) ただいま議長のお許しを得ましたので、都市計画特別委員会の審査の経過と内容についてご報告を申し上げます。 当委員会は、去る11月29日、都市計画についてを案件に
全員出席のもとに開会をさせていただきました。大和都市計画事業五位堂駅前北第二土地区画整理事業の事業計画案について理事者から説明を求めました。それによりますと、前回の委員会で都市計画決定区域の計画変更について報告をしたが、その後、事業計画を決定するために国及び県または関係機関とも協議や調整を行ってきた。その協議や調整が終了したので、内容等に基づき事業計画案を作成した。この事業計画書については、関係権利者の方々に10月24日から26日までの3日間の説明会を開催し、今日までの経過報告または事業計画の説明を行い、11月2日から15日までの2週間の間、土地区画整理法第55条第1項の規定により公衆の縦覧に供した。 また、事業計画の都市計画で決められた事項以外のことについて意見があるときは、11月2日から11月29日までの間に、奈良県知事あてに意見書を提出することができることになっている。意見書の提出がない場合は、設計の概要の認可申請の手続を行い、認可をいただき、事業決定の運びとなるということである。 次に、事業計画案の内容について、その概要の説明を受けました。事業計画は大きく6つの部分からできており、第1に土地区画整理事業の名称、第2に施行地区、第3に設計の概要、第4に事業期間、そして第5に資金計画、第6に参考図書である。最後に全体計画の総合図であるとの説明を受けたわけでございます。 第1に、土地区画整理事業の名称は、大和都市計画事業五位堂駅前北第二土地区画整理事業で、施行者は香芝市である。第2の点に関しまして、施行地区の区域は、香芝市下田東三丁目狐井及び瓦口の各一部である。第3の点について、設計概要、設計説明書は8項目に分かれております。 簡単に概要を説明申し上げますと、まず第1点、土地区画整理事業の主たる目的は、都市計画道路五ケ所・五位堂線の整備及び国道165号線の改良、1級河川葛下川の改修を始めとする公共施設の整備改善により、宅地の利用増進と市街地環境の育成を図るものであるということであります。 施行地区内の土地の現況の内容としては、地区が平坦で利用は主として水田である。道路は里道及び市道等である。河川・水路は葛下川、熊谷川及び地区外の初田川と農業用水路である。供給施設につきましては、上下水道及び電気、電話であり、地価の現況は不動産鑑定士により評価したものを基準とし、平均地価は平米当たり9万9,000円である。設計の方針としては、基本方針及び土地利用計画について、本地区は真美ケ丘、西真美及び五位堂駅前北地区に隣接しているため、その周辺地区として計画するもので、低層及び中層の住宅地として標準画地を165平米として計画するものである。人口計画及び計画戸数については、人口1,800人、戸数550戸を予定している。公共施設計画のうち、まず道路計画は五ケ所・五位堂線を本地区の基幹道路と位置づけ、他地区との接続をするため区画道路を配置し、通過交通を排除する形態にする。河川計画及び排水計画で地区内の排水は側溝及び管渠により、新葛下川に排水を行い、また、調整池を2カ所公園地下に設置をする。公園計画は、新葛下川沿いに2カ所、五ケ所・五位堂線沿いに1カ所を設置する。供給処理施設で、上水道は口径75ミリメートルから150ミリメートルで計画をしており、下水道は別途、市の公共下水道事業で計画をしております。都市ガスは各道路にガス供給管を埋設し、供給する計画である。電気及び電話は、宅地需要に応じ、別途事業で整備をする計画であります。公益施設計画はなしとの報告でありました。 また、整理施行前後の面積は、土地の種目別施行前後対照表で公共用地は、施行前が2万450.65平方メートル、施行後は5万8,587平方メートルで、約3万8,100平方メートルの増加である。宅地は、施行前が15万3,493平方メートル、施行後は11万1,912平方メートルで、約4万1,580平方メートルの減少となる。 また、保留地は5,190.95平方メートルであり、減歩率計算表で公共減歩率は24.57%、合算減歩率は27.91%で、これは平均減歩率であるとの説明でございました。 また、保留地の予定地積は、保留地のとり得る面積と今回の実際の保留地予定地積をあらわしたものである。公共施設整備の改善の方針は、土地区画整理の設計の公共施設計画と同じである。公共施設別調書で、道路は幹線道路の五ケ所・五位堂線の整備及び国道165号線の拡幅である。区画道路は、幅員9メートル及び6メートルである。特殊道路は幅員4メートルの歩行者用道路である。公園は3カ所で、緑地も3カ所である。河川・水路は、河川が葛下川、熊谷川で、水路は山崎川と1号水路から3号水路である。調整池は2カ所で1号公園及び2号公園の地下に利用する計画である。 また、土地区画整理法第2条第2項に規定する事業の概要は、上下水道、電気、ガス等の供給処理施設整備を関係機関と協議し、計画するものである。事業期間は、平成12年度の事業決定の日から平成17年度末の平成18年3月31日を予定しているとのことであります。 また、資金計画について、収入は全体で38億2,839万5,000円である。内訳は補助事業費が10億1,700万円、保留地処分金7億4,230万円、公共施設管理者負担金が12億2,700万円、地方特定道路整備費5億4,135万3,000円、市単独費が3億73万6,000円である。一方、支出は道路公園等築造費10億1,939万5,000円、調整池整備費約8億円、建物移転費約4億5,500万円、上水道2億円、整地費3億7,300万円、調査設計費6億円、事務費1億5,000万円である。年度別の資金計画で、これはあくまでも予定であり、事業の進捗状況で変動があるとの説明がございました。 次に、五位堂駅前北土地区画整理事業の総合図の説明で、東の第1地区につきましては平成10年10月に完成しており、面積15.1ヘクタール、今回説明した第2地区は面積17.6ヘクタールである。 以上の説明に対しまして、委員から、この12月議会終了後に事業計画の申請手続をすることはできなかったのかと質され、理事者から、この事業は平成12年度が新規採択の補助事業で、12月議会終了後ではスケジュール的に予算消化ができないということになる。また、平成11年1月に説明会を開始してから、この地区及び地区外の権利者、地元議員、地元自治会、水利組合等の役員で構成する協議会で何度となく議論を行った経過があり、国、県等関係機関と協議し、この最終の資料ができたとの答弁がありました。 また、委員から、10月24日からの地元説明会で何か意見が出たか、この点について質され、理事者から、10月の説明会では出席者から多数の意見が出たが、反対としての意見や質問はなかった。欠席者には同じ内容の資料を送付し、事業計画の縦覧を行っている。また、治水対策としての葛下川の改修が必要であるので、下流の下田地区の整備の状況にあわせ、県と協議しながら進めていくとの答弁がございました。 委員から、大和川水系は50年確率で計算がされているが、この葛下川は10年確率なので水害対策には不十分でないかと質され、理事者から、全市街地が宅地化された場合は、県の総合治水対策として現在の河川改修では対応できない可能性が出てくると聞いている。河川改修をもって一概に万全とは言えない。本市の現状としては、河川の大動脈の葛下川を県の改修計画で行うのが最善であると判断しているとの答弁がございました。 さらに、委員から、下田地区とこの土地区画整理事業地区における葛下川改良の事業費と延長について質され、理事者から、下田地区の事業費は建物補償、工事費合わせて53億円、延長は460メートルである。土地区画整理事業地区の事業費は公共施設管理者負担金として県から負担金12億7,000万円で、延長は600メートルであるとの答弁がありました。 委員から、本件事業では減歩率も27.9%と高く、農地をつぶして道路と河川をつくるだけで、事業に負担をかけているのではないかと質され、理事者から、権利者は少しでも減歩率を低くするように、また、河川用地も高く買収してもらうように要望があったが、買収は鑑定を基本にしており、事業計画の河川の12億2,700万円は用地費のみである。下田地区は既存集落内であるので、建物補償もあり、工事費も高くつくが、この土地区画整理地区は建物補償がないので、費用が少なくて済む。葛下川の改修で県が得をするというようなことはないとの答弁がありました。 また、委員から、コミュニティセンター、図書館、保育所等の公共施設の設置の計画について質され、理事者から公共公益施設は必要なものは市全体としての計画の中で設置していくものであり、この地区あるいは周辺地区のみで取り入れる必要はないと考えている。今後必要があれば、計画として変更は可能であるとの答弁がございました。 委員から、国道165号線からこの地区への進入路としての既存の道路の改良について質され、理事者から、地元協議の中でも出ており、事業の進捗状況にあわせて改良していきたいとの答弁がございました。 また、委員から、小さい面積の土地の減歩について質され、理事者から、区画整理事業では減歩なしということは考えられない。小さい土地で減歩をすれば、土地利用上問題がある場合は増換地を行い、その分の金銭清算をするという場合は例外的にあるとの答弁がありました。 委員から、東の第1地区は、区画整理事業を完了したが、現在はマンションばかりで、商店街、駐車場等の商業地域がない状態である。今後どのように考えているのかと質され、理事者から、確かに東地区はマンションばかりで、店舗らしきものもないので、商業化の誘導ということで、現在策定中の中心市街地活性化の基本計画を踏まえ、今後五位堂駅前、下田駅前の具体的な検討を進めていく。駐車場の整備計画も建設省の補助で現在策定中であり、本年度にその協議会、部会の開催もしている。唯一の急行停車駅である五位堂駅の駐車場を整備計画の中で位置づけ、取り組んでいく。3月までにこれらの報告がまとまると思うので、また議会にも報告をするとの答弁がございました。 さらに委員から、商業地域でやっていく場合のめどとPRについて質されまして、答弁としては、市と商工会等とも協議をしながら、検討をしてまいりたいとの答弁がございました。 また、委員から、土地利用を保留している権利者の固定資産税の扱いについて質され、理事者から、市が何らかの支援をする方向で考えているが、現在は案として検討している状況であるとの答弁がありました。 委員から、調査設計費は6億円であるが、現在の発注業者と費用について質され、理事者から、全国的に土地区画整理協会という団体があり、奈良県の土地区画整理協会に発注している。以前からの基本計画から平成12年度は5,000万円、来年度は2億円の要望をしている。その内容は、測量関係、建物補償、土地調査等を含めた試算であるとの答弁がありました。 委員から、測量業務は市内業者に発注できないかと質され、理事者から、今回の場合、土地区画整理事業の基本となる地区界測量ということで、土地区画整理事業に実績のある土地区画整理協会に発注をした。今後は市内業者育成という観点から、工事等も含めた中で地元業者に積極的に発注をしていきたいとの答弁がありました。 以上で都市計画特別委員会の審査内容についての報告を終わりますが、私の
報告漏れ等がございましたら、
所属委員各位の
補足説明をよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。
○議長(高谷廣君) ただいまの
委員長報告に対しまして、質疑をお受けいたします。
清水議員。
◆11番(
清水一雄君) 済いません。しかられるかもわかりませんけど、事細かに説明いただきまして、ご苦労さまでございます。ただ、私一つだけご審議なされたのかどうか、お聞きしたい点がございまして。去る、あれいつやったかね、二上駅前から高山台のあの線におきまして、交通事故で死亡事故が起きております。そして、駅前の接続道路が遅れているわけですね、工事が。そのために駅前整備が未完成ということで、道路にはバリケードを張って通行をしている。本来なら未完成であれば、通行を差しどめなければならないと私の考え方ではそれが原則じゃなかろうかと思うわけでございますが、今高山台は宅地の販売中であるので、来客の便宜上開けてるというような点もあるし、また、片一方では165号線から入ってきて、そしてこちらへ通勤者が通り抜けてるというような状態でございます。その未完成の道路をそういうふうな状態であるということは、工事が遅れているというように解釈すれば、再度そういう不幸な事故が起きないように、早く工事を進めるようにというような協議を理事者に対して、また意見を言い、協議をしていただいたか、いただけなかったか、この点についてちょっと。趣旨が違うと言うてしかられるかもわかりませんけれども、非常に私は生命を尊重する意味においても、こういうことを遅れている事業であれば、できるだけ早く。いろいろと申し上げておれば、例を挙げればいろいろと問題点がいっぱいあるけど、これは理事者にまた申し上げる問題であって、そういうものを早く解決してもらうように協議してもらうのが私、都市計画特別委員会じゃなかろうかと思いますねんけども、その点について委員長、ご協議いただけましたかどうか、これだけ別にそれさえ答えていただいたら結構であります。なければええ。
○議長(高谷廣君) 吉川委員長。
◆
都市計画特別委員長(吉川政重君) 二上駅前で起こりました大変重大な事件についてのご指摘がございました。大変恐縮でありますが、今回の都市計画委員会ではその案件について、協議は結果としてはしておりませんでしたので、今後そのような市民の生命にかかわる問題でございますので、当委員会としても最大限の関心を持ちながら、おっしゃっていただいた道路整備がおくれているための危険箇所の早期整備についても、委員会としても協議をしてまいりたいと思いますので、今回については協議をしておらなかったということについて、大変申しわけなく思いますので、ご報告をしておきます。 (11番
清水一雄君「ありがとうございます、よろしくお願いします」との声あり)
○議長(高谷廣君) それでは質疑を打切ります。 以上で特別
委員長報告を終わります。
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△日程8 市長
行政報告
○議長(高谷廣君) 続いて、日程に従いまして、市長
行政報告をお受けいたします。 市長。
◎市長(
先山昭夫君) さきの9月定例市議会から3カ月が経過いたしましたので、この間の主な事項につきましてのご報告を申し上げたいと思います。 企画調整関係でございますが、まず初めに、本市が長年にわたり悲願といたしております警察署の設置につきまして、議員の皆様方また自治会長の皆様方のご賛同を得まして、先月奈良県議会に請願書を提出したところでございます。本市への警察署の設置が一日も早く実現できるよう今後も要望活動、陳情活動を粘り強く積極的に続けてまいりたいと考えております。 次に、
市制施行10周年記念の記念事業についてであります。 11月5日に本市の一大イベントであります「ふれあいフェスタ」を盛大に開催することができましたが、特に本年は10周年を機に「香る芝生のあるまち」を本市の顔の一つとしてイメージアップを図るために、ローマンカモミールの苗や種を参加者に配布いたしました。 来年1月には、NHK「のど自慢大会」を始め、「趣味ゆうゆうセミナー」、「おかあさんといっしょ」など開催を決定いたしております。 市民憲章につきましては、来年10月の制定に向けて、草案の一般公募を行うなど準備を進めています。また、市勢要覧につきましては、
市制施行10周年記念要覧として、この10年間の歩みと21世紀の展望を中心に、企画作業に入っており、来年度の発行を予定いたしております。その他、イメージキャラクターやマスコット、関連グッズなども一般公募し、市民とともに記念事業を盛り上げてまいりたいと考えております。 次に、中心市街地商業等活性化基本計画の策定についてであります。去る11月30日に21名の委員からなる策定委員会を設置し、中心市街地の範囲決定などの議論をいただいたところでございます。下田駅周辺から五位堂駅周辺にかけての地域を本市の中心市街地といたしまして、都市機能と商業振興の充実をあわせて図ることのできる計画にしたいと考えております。 次に、防災行政でありますが、地域の自主的な防災組織づくりに向けた市民防災訓練を9月24日に鎌田小学校で、また、12月3日に関屋小学校で開催いたしました。地域の自治会や消防機関、警察などの多数の参加を得ることができ、引き続き地域の防災意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。 文化振興に関しまして、10月に「香芝遊学」第9号を全戸配布し、見て、読んで、楽しく学べるグラフ誌として、広く好評を得ているところでございます。 次に、男女共同参画プランの策定につきましては、女性問題懇話会からの提言書をもとに、庁内でプランに盛り込むべき具体的施策について検討し、素案がほぼまとまったところでございます。 次に、スポーツ公園計画の推進状況についてであります。昨年度に策定いたしました基本構想から、より具体的な基本計画を策定するに当たり、市民の声を反映させた計画とするために、10月にスポーツ公園計画市民懇話会を設置いたしました。これまでに4回の会議を重ね、12月中には提言書の取りまとめをしていただく予定であります。この提言は、貴重な市民の声として十分に耳を傾け、今後の基本計画づくりに活かしてまいりたいと考えております。 また、候補地に係わる自然環境を把握するために、9月から四季それぞれの動植物調査を行っているところであり、さらに候補地の地形等を把握し、計画づくりにおける施設配置計画等をより有効なものにするために、現況測量も進めているところであります。 次に、総務関係でございます。
情報公開条例の制定についてでありますが、開かれた市政を推進していく上に、制度の確立が不可欠であります。このため、
情報公開条例案を本議会に提案いたしておりますので、よろしくお願いいたします。条例案では、請求権者として広義の市民説を採用し、実施機関に議会及びすべての行政委員会を含めるほか、外郭団体の情報公開を推進することを規定するなど、広く市民に公開を求める権利を保障しています。制度の確立を機に、本市の行政の透明性を高め、広く市民に開かれたものにしていきたいと考えております。 次に、安全で住みよい
まちづくりについてであります。 全国的に従来の知識や経験では予測できないような少年による凶悪な事件が続発し、新たな対応が迫られているところであります。本市の対策といたしましては、従来からの施策を引き続き実施するほか、特に少年問題に関し、生活安全推進協議会において県内で初めて「全国的に続発をしている少年による凶悪犯罪の背景となっている問題点やその対策」を議題として、今後討議を重ね、広範にわたる問題ではありますが、
皆さん方のご意見を伺いながら一つ一つ対策を講じてまいりたいと考えております。 交通対策につきましては、幼児期からの安全教育という観点で、10月に市立各保育所で交通安全教室を開催いたしました。また、関屋駅前広場の隣接地に来年3月の完成予定で、自転車駐車場の建設に着手したところであります。 次に、土地開発公社についてであります。 現在、土地開発公社の抱える保有地のうち、未利用地の状態にある長期保有地が全体の7割に達し、公社の健全化が緊急の課題となっております。このようなことから、議会や市民の代表を始め、土地の専門家等10名の委員による土地開発公社保有地検討委員会を設置し、去る11月17日に第1回の委員会を開催いただいたところでございます。委員の方々からは、現実的な幅広いご意見をいただいており、本市といたしましても最終的な答申をもとに早急に公社の健全化に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、市民生活関係でございますが、行政サービス向上の一環といたしまして、窓口サービスの迅速化とあわせて事務効率の向上を図る目的で、来年3月初旬の稼働を目指し、戸籍事務の電算化を進めております。この電算化によりまして、戸籍謄本等の発行に要する時間を大幅に短縮することができるとともに、様式が電算文字の横書きに変わり、従来に比べ大変見やすくなります。 次に、ごみの減量化とリサイクルの推進についてであります。容器包装リサイクル法の完全施行に伴い、ごみの資源化に向けたより細かい分別収集への取り組みが必要とされています。このため、本市ではペットボトル等の分別回収を6月から市内全域に広げて実施をいたしております。この6カ月間にペットボトル34.6トン、飲料用紙パック6.5トン、蛍光灯3.5トン、乾電池5トンを回収し、再資源化を図ったところでございます。今後も引き続き資源循環型社会の構築に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 次に、保健福祉関係でございますが、介護保険制度については、開始から8カ月が経過し、現在約600名が要介護認定を受けて介護サービスを利用されており、サービスの不足などの問題もなく、順調に進んでおります。また、10月から介護保険料の徴収が始まり、11月末現在の徴収率は98%になっております。徴収率の向上には、被保険者の方々の理解を得ることが最も重要であり、今後も継続して介護保険制度の説明会の開催や広報活動に努め、制度の円滑な運営を図りたいと考えております。 次に、子育て支援の推進については、この10月から市立各保育所の園庭を未就園の乳幼児を持つ方に「すこやか育児相談」と同じ日時に開放いたしております。これは子育てについて、親同士の悩みの話し合いやサークルづくりの場あるいは異年齢児の交流を目的とするもので、地域の多くの
皆さん方が参加され、親子それぞれの交流でにぎわっております。今後も安心して子供を産み育てることができる環境づくりのために積極的に施策を展開してまいりたいと考えております。 次に、現在着手をいたしております知的障害者デイサービスセンターの建設工事でございますが、来年3月末の竣工に向け、順調に進んでおります。 次に、都市整備関係でございますが、街路事業につきましては、磯壁・新在家線は国の経済対策により本議会に1億円の補正予算を提案させていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。その他の街路事業につきましては、早期事業完了を図るために、工事発注を行うとともに用地買収にも鋭意取り組んでおります。 次に、土地区画整理事業についてございますが、五位堂駅前北第二土地区画整理事業につきましては、10月に権利者に対して本事業の説明会を開催し、その後、11月2日より2週間、事業計画の縦覧を行いました。今後、県知事に認可申請を行い、知事の認可後、事業計画の決定を引き続き行いたいと考えております。高山台特定土地区画整理事業につきましては、10月20日付をもちまして県より換地処分の公告が行われ、換地が確定するとともに町名の変更が行われました。今後、組合におきまして清算事務等が行われ、来年3月末には組合解散の予定となっております。 駐車場整備計画につきましては、昨年度に策定いたしました駐車施設整備に関する基本計画に基づきまして、現在奈良県、県警、市担当課で組織する駐車施設整備連絡協議会において協議をいたしており、本年度中に完了する予定であります。 次に、産業建設関係でございますが、県施行の葛下川改修事業の用地買収の状況でございますが、11月現在家屋移転16件と土地4件の契約を完了されました。市といたしましても引き続き積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 今池親水公園整備事業につきましては、子供から高齢者まであらゆる世代が気軽に訪れ、水辺環境に親しめる公園として来年3月末に完成する予定で、順調に工事が進められております。 集中豪雨による被害の解消につきましては、雨水計画の都市計画決定の手続を今年度に行う予定であります。また、都市計画決定と併行して浸水被害を繰り返している上中地区の浸水解消計画の事業認可設計に来年度からの事業着手を目指して取り組んでいるところであります。今後も雨水計画等をもとに計画的に工事を行い、被害を解消すべく努力をしてまいりたいと考えております。 市が行う道路新設改良や河川改修等につきましては、計画的に実施し快適な生活環境と秩序ある
まちづくりを努めております。 次に、統計法に基づく国勢調査が我が国の人口、世帯の実態を把握し、各種行政施策の基礎資料を得る目的で、全国一斉に実施されました。本市では登録調査員、一般公募及び自治会推薦による361名の調査員によりまして調査を終え、11月17日に県へ調査票を送付したところでございます。 次に、教育関係でございます。 中学生が職場体験やボランティア活動を通じて豊かな人間性やたくましい心身を養う機会として、本年度から「いきいき・なら体験事業」が県事業として実施をされております。本市の各中学校におきましては、来年度から実施するために、現在関係機関と協議を行っており、地域社会の一員としての自覚、思いやりのある心の育成、社会性や規範意識の育成など、心の教育の充実に大きく期待するところであります。 次に、平成14年度の完全学校週5日制の実施に向けて、地域における子供たちの活動の振興を図る「全国子どもプラン」の一環といたしまして、通信衛星を利用した「子ども放送局」が昨年度から実施をされております。本市では中央公民館で受信できるように準備を進めておりましたが、いよいよ12月9日に開設いたします。子供たちの地域や学校での学習に大いに利用されるよう周知を図ってまいりたいと考えております。 学校施設の大規模改造事業につきましては、年次的計画の中で進めているところでございますが、懸案となっております香芝中学校の大規模改造事業を実施するために、国の経済対策の一環として今回補正予算を計上させていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。 最後に、水道関係でございますが、上水道の工事関係につきましては、配水管布設工事等について計画的に取り組んでいるところでございます。今後も健全な水道事業運営に努力をしてまいりたいと考えております。 輝かしい21世紀の幕あけまで、あと20日余りと迫ってまいりました。今世紀の総括に立ち、確固たる展望を持って我がまちの将来像を描き、新
総合計画を始めとする計画策定に取り組んでまいりました。改めまして、市政施行10周年とともに始まる21世紀の
まちづくりに向けて、決意を新たにしておるところでございます。
議員各位におかれましては、今後とも香芝の
まちづくりのためにお力添えを賜りますよう心からお願い申し上げまして、
行政報告といたします。 ご清聴ありがとうございました。
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△日程9 議案
一括上程
○議長(高谷廣君) 続いて、日程に従いまして議案の
一括上程をいたします。 事務局から議案の目次朗読させます。 事務局長。
◎
議会事務局長(上田武志君) 議第47号
中央省庁等改革に伴う
関係条例の整理に関する条例を制定することについて。議第48号香芝市
情報公開条例を制定することについて。議第49号香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについて。議第50号香芝市税条例の一部を改正することについて。議第51号香芝市
介護保険条例の一部を改正することについて。議第52号香芝市
国民健康保険条例の一部を改正することについて。議第53号平成12年度香芝市
一般会計補正予算(第2号)について。議第54号
奈良広域水質検査センター組合規約の一部を改正することについて。議第55号香芝市道路線の認定について。 以上でございます。
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△日程10 議第47号
○議長(高谷廣君) 続いて、日程に従いまして、議第47号を議題といたします。 事務局から議案の朗読をさせます。 事務局長。
◎
議会事務局長(上田武志君) 議第47号
中央省庁等改革に伴う
関係条例の整理に関する条例を制定することについて。
中央省庁等改革に伴う
関係条例の整理に関する条例を次のとおり制定する。 平成12年12月6日提出。香芝市長
先山昭夫。 以上でございます。
○議長(高谷廣君) 理事者から
提案理由説明を求めます。 市長。
◎市長(
先山昭夫君) それでは、ただいま提出いたしました議案につきましての提案理由のご説明を申し上げます。 議第47号
中央省庁等改革に伴う
関係条例の整理に関する条例を制定することについての提案理由の説明を申し上げます。 本案は、
中央省庁等改革関連法案が平成13年1月6日に施行されることに伴いまして、香芝市議会の議員、その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例、香芝市職員の退職手当に関する条例、香芝市税条例、香芝市下水道条例、香芝市営住宅条例、香芝市水道事業給水条例及び香芝市消防団員等公務災害補償条例において用いられている府省庁名等の改正を行うものでございます。慎重ご審議の上、
原案可決賜りますようよろしくお願いいたします。 以上でございます。
○議長(高谷廣君) ただいまの説明に対しまして質疑をお受けいたします。 芦高議員。
◆4番(芦高省五君) 議第47号
中央省庁等改革に伴う
関係条例の整理に関する条例を制定することについて、質疑をしていきたいと、このように思うわけであります。 御存じのように、11月30日に第150回臨時国会が閉幕しまして、森総理大臣は直ちに臨時国会閉幕と同時に内閣改造作業に着手し、きのう新しい内閣が発足いたしましたが、幾ら内閣の顔ぶれを入れかえたとしても、フジテレビの世論調査では内閣の支持率が7.8%というふうに10%を割っておるというふうなことが言われておるんですが、そういう状況のもとで来年1月6日から中央省庁等が改革されると、それに関連する条例が提案されておるわけでありますけれども、若干聞いておきたいと、このように思うわけであります。 それで、この行政組織の大がかりな再編というのは、戦後憲法制定以来と言われるぐらいに大がかりな再編というふうに言われておりまして、御存じのように1府21省庁が1府12省庁にかえられると。例えば、総理府は経済企画庁、沖縄開発庁とともに内閣府にまとめられると。また、建設、運輸両省は北海道開発庁、国土庁とともに国土交通省に統合される。また、大蔵省は財務省にかわり、環境庁は環境省に格上げされると、このように言われておるわけです。それぞれの各省庁には大臣の職務を代行できる副大臣とか、あるいはまた大臣を助け、特定の政策や企画などに参画する大臣政務官等々が置かれるというふうに言われております。あわせて、国立大学あるいは国立病院、国立の研究所など独立行政法人化して、行く行くは廃止、民営化、そして国家公務員も10年間で25%削減するというようなことを目標にしていると、このように言われておるわけなんですわ。特に、国の機能が軍事や外交、治安などに集中している一方、福祉や医療、教育など国民の暮らしに密接にかかわる部分について縮小、削減をねらうと、そういうことが浮かび上がってきているのではないかと、このように考えます。あわせて、厚生省、労働両省が厚生労働省に統合され、これまで労働行政の重要な役割を担っていた労政局が廃止されるなど、現在、過去最悪の失業の中で働く人の雇用確保、労働条件の改善が求められておるというようなときにこれは逆行するものではないかと、このように思うのですがね。 それで、来年1月6日から中央省庁が再編されるということで、香芝市にとってどういうふうな影響があるのかと。影響があれば言っていただきたいし、なければ、わからないあるいは影響がないというふうなことについてお答え願いたいと、この一点だけ質問しておきます。
○議長(高谷廣君)
総務部長。
◎
総務部長(辻本勝茂君) お答えを申します。 今、ただいまご質問の中にございましたように、一大改革ということで実施されるわけでございまして、これは行政改革の大きな柱として行政の国政の運営の効率化、迅速化という観点からこういった改革が行われたわけでございます。この改革に伴いまして、本市の方の地方自治の方への自治体の方への影響ということでは、何ら影響ないと認識しておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(高谷廣君) 質疑ございませんか、ほかに。 〔「なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 お諮りいたします。 議第47号について
委員会付託を省略いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) ご異議ないようでございますので、議第47号については
委員会付託を省略いたします。 お諮りいたします。 議第47号について簡易採決により原案どおり決することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) ご異議ないようでございますので、議第47号については原案どおり可決いたします。
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△日程11
提案理由説明
○議長(高谷廣君) 日程に従いまして、理事者から
提案理由説明を求めます。 市長。
◎市長(
先山昭夫君) それでは、ただいま提出いたしました議案につきまして、それぞれ順を追って提案理由の説明を申し上げてまいりたいと思います。 まず、議第48号香芝市
情報公開条例を制定することについての提案理由の説明を申し上げます。 本案は、行政機関の保有する情報の公開に関する法律第41条の規定により、香芝市
情報公開条例を制定するものであります。本条例は、住民主権の理念にのっとり、市の保有する行政文書の開示を請求する権利につき定めるなどにより、市政に関する情報の一層の公開を図りながら、市の諸活動を住民に説明する責務が全うされるようにするとともに、公正で民主的な行政の推進に資することを目的といたしております。 本条例の主な内容は、実施機関である市長、教育委員会等行政委員会そして議会の職員が職務上作成しまた取得した文書等を開示請求の対象としています。開示を請求できる者は、市内在住者、在勤者、在学者、市税の納税義務者のほか、市の事業の利害関係者といたしております。 また、原則開示の例外として、個人が識別される情報などの6項目の不開示とする情報を規定いたしております。その他、請求
対象文書の全部または一部を開示しない決定等に対する不服申し立てにつきましては、第三者によって構成される情報公開審査会を設置し、公正な審理を確保いたしております。 市が出資する法人の一つであります土地開発公社につきましては、その保有する情報の公開をするよう義務づける旨の規定を置いております。 本条例の施行日は、平成13年4月1日とし、請求の対象となる文書等は平成12年4月1日以降に作成しまたは取得したものとしております。 なお、本市の個人情報保護条例につきましては、今後制定予定の個人情報保護法を見て、具体的な条例案づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 次に、議第49号香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについてでございますが、本案は人事院勧告に基づき、国家公務員の給与法の一部が改正されたことに伴いまして、これに準拠して香芝市の一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正するものでございます。 主な内容といたしましては、扶養手当の引き上げと期末勤勉手当の支給割合の改定を国家公務員と同じく、平成12年4月にさかのぼり改正をするものであります。 なお、この条例は公布の日から施行するものでございます。 次に、議第50号香芝市税条例の一部を改正することについての提案理由の説明でございますが、本案は最近における社会情勢の変化に対応するため、普通徴収によって徴収する個人の市民税及び固定資産税の納期について、地方税法による納期に準拠するものであります。 次に、議第51号香芝市
介護保険条例の一部を改正することについてでございますが、本案は香芝市市民税の納期の改正に伴いまして、介護保険料の納期を1カ月繰り上げることにより、年度末の滞納整理を円滑に行い、収納率の向上を図るものであります。 また、各年度の保険料額の10円未満の端数を切り捨て、10円単位として市税等に統一するものであります。 次に、議第52号香芝市
国民健康保険条例の一部を改正することについてでございますが、本案は当市市民税の納期の改正に伴いまして、国民健康保険料の納期を1カ月繰り上げることにより、年度末の滞納整理を円滑に行い、収納率の向上を図るものであります。 次に、議第53号平成12年度香芝市
一般会計補正予算(第2号)についてでございますが、本案は歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8億2,606万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ216億4,380万6,000円とするものであります。 補正の主な内容は、補助事業枠の拡大等によるものであり、歳出におきまして民生費の児童福祉総務費で本年6月1日に改正のありました児童手当によるもので、6,206万円、農林商工費の商工振興費で市内の中小企業の市の中小企業資金融資制度の総融資枠の拡大によるもので400万円、土木費の街路事業費で磯壁・新在家線街路事業で1億円、教育費の香芝中学校大規模改造事業で6億6,000万円の補正をお願いをいたしております。 また、歳入につきましては、歳出の補正に伴います財源として国庫支出金、県支出金、繰入金、繰越金、諸収入、市債の増額に求めたものであります。 第2表の繰越明許費につきましては、磯壁・新在家線街路事業で1億円、香芝中学校大規模改造事業で6億4,500万円の設定をお願いするものであります。 第3表の地方債補正につきましては、地方債の追加と限度額の変更をお願いするものであります。 次に、議第54号
奈良広域水質検査センター組合規約の一部を改正することについてでございますが、本案は
中央省庁等改革関連法案が平成13年1月6日に施行されることに伴いまして、奈良広域検査センター組合の規約について、国の省庁名の改正等、所要の規定整備を行うものでございます。 次に、議第55号香芝市道路線の認定についての提案理由の説明でございますが、本案は市道としての要件を満たしております8-256号ほか、1路線の認定をお願いするものであります。 内容は、8-256号については、特定市街化市道新設事業として整備された道路であります。また、11-122号は市道新設事業により築造された道路であります。 以上、条例制定、一部改正、一般会計の補正そして
道路認定など、8件の議案でございます。何とぞ慎重ご審議いただきまして、
原案可決賜りますようよろしくお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
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△日程12
総括質疑
○議長(高谷廣君) 日程に従いまして、これより
総括質疑に入ります。 なお、各委員会に付託を予定しております議案につきましては、所属委員の各議員の質疑はできるだけご遠慮願います。 それでは、
総務文教委員会に付託を予定しております議第48号から議第50号、議第53号について
総括質疑をお受けいたします。 黒松議員。
◆7番(
黒松康至君) 議第48号香芝市
情報公開条例について3点ほどお伺いいたします。 今回、議会に提案されておられる香芝市
情報公開条例は、さきに国が制定いたしました情報公開法にのっとり、随分先進的な内容であって、その作成された担当者の努力を高く評価するものであります。 そこでまず、第1点目ですけども、第1条2行目の中ほどなんですけども、「定めること等により」とありますけども、この「等」の意味についてお尋ねいたします。私は住民が情報の開示を求める権利の条例であり、行政が市民に情報を説明する義務を定めている条例であると、その両方を含む意味からこの「等」というのがついていると理解しておりますが、どのようにお考えでしょうか。 次に、2点目、第2条第2項に「行政文書とは、実施機関の職員が職務上作成し、組織的に用いるもの」となっておりますが、この「組織的」とはどういうことでしょうか。私が勉強したところでは、決裁、供覧という事務処理手続が終わらなくても、職員が組織的に用いるものであれば、行政文書になると考えますが、どのようにお考えでしょうか。 そして最後に、その後ろになるんですが、「当該実施機関が保有しているものをいう」とありますけども、国の情報公開法要綱案によれば、開示請求の時点において、当該実施機関が保有しているものを対象とするということは、実施日以前の文書も対象にしているということであるとなっておりますが、どのようにお考えでしょうか。 以上3点についてお伺いいたします。
○議長(高谷廣君) 3点について、
総務部長。
◎
総務部長(辻本勝茂君) 第1条の関係でございますが、「権利につき定めること等により」ということで、これはその請求する文書の開示請求する権利あるいはまた閲覧する関係、それから、主は市としての責務ということでうとうておりますので、それを明確化したということにあるわけでございます。 それから、2条の「行政文書の組織的に用いるもの」と、こういうことでございますが、これは今ご質問ございましたように、供覧中のものまた決裁の稟議中のもの、これについても対象とする条例となっておるわけでございます。 それから、「当該実施機関が保有しているものをいう」ということでございますが、これは先ほどもこの本条例におきましては、12年4月1日以降に作成した保有しているものと、こういう意味を指すわけでございます。 以上でございます。
○議長(高谷廣君) 黒松議員。
◆7番(
黒松康至君) 今言う法解釈というのはそれぞれいろいろあると思いますねんけども、これも一応
総務文教委員会に付託になって審議していただくものと思いますけども、最後に国の情報公開法の第41条によれば、地方公共団体はこの法律の趣旨にのっとり、その保有する情報公開に関し、必要な施策を策定し及びこれを実施するよう努めなければならないということがあるということをつけ加えまして、質問を終わりたいと思います。
○議長(高谷廣君) 質疑ございませんか、ほかに。
藤本議員。
◆13番(
藤本みや子君) 情報公開の点でございますけれども、議第48号の香芝市
情報公開条例を制定することについてでございますけれども、情報公開を制定することについては大変重要で意義があると思います。この
情報公開条例で、私ども5月19日に先山市長にも申し入れましたように、市民の知る権利を全面的に保障するということを要求してまいりました。そして、第1条の部分に知る権利を保障し、公正で民主的な行政の推進に資することなど盛り入れることについてどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。 また、第2点目なんですけれども、第5条で市民に対しての情報公開となっておりますけれども、また、利害関係に関する方々になっておりますけれども、これについても何人も請求ができるものとして、請求権を認めることについてどのように考えておられるのか、お伺いいたします。 それとまた、附則の部分でございますけれども、平成12年4月1日以後に作成したものとなっておりますけれども、これについても条例の適用公文書の範囲については条例施行以前の文書を全部含めることとしてはいかがか、その点、お伺いいたします。 それと、議第49号の香芝市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正することについてでございますけれども、この2000年人事院勧告は一時金を0.2カ月削減という人事院史上最悪の2年連続マイナスの勧告で、不当な勧告であると思います。国家公務員では年間6万9,000円のマイナス、昨年と合わせれば16万4,000円の削減になると言われております。国家公務員に香芝市をあわせると言っておりますけれども、香芝市として具体的にどのようになるのか、お伺いいたします。 また、年度途中で雇用契約の中で途中で減額をするということは、雇用契約違反になるのではないでしょうか。スト権のない公務員に対して、安心して働き続けられる賃金制度、生活を守る賃金改正はどのように考えておられるのか、その点について、2つの議案についてお伺いいたします。
○議長(高谷廣君) ただいまの3点について、
総務部長。
◎
総務部長(辻本勝茂君)
情報公開条例の関係でございます。まず、1点目の知る権利ということで、条例に挿入すべきではないかということでございますが、私も前々から申し上げておりますように、知る権利につきましては根拠条文や権利の範囲についての学説上の異論があるということでございました。 また、最高裁の判例におきましても、請求権的な権利としての知る権利は認知されていない、至っていないということでございまして、その関係上、知る権利と言葉を用いませんでしたけれども、住民主権の理念にのっとりという表現をいたしまして、より充実した情報公開制度の確立ということで目指しておるわけでございます。 それから、請求権者でございますけれども、何人もというご意見でございますが、この情報公開につきましては、広義の市民説ということで条例案を提案させていただいておりますが、あくまでもこの趣旨は市民の市政への参加の促進を図るという形で、また、市民と行政との信頼関係の確立を目指すということでこの大きな観点からの趣旨でございますけれども、この情報公開に要する経費といいますのは、かなりの額に上ると、このように考えておりまして、市民の税負担によりまして行われる市の情報公開請求権を「何人も」とすることについては、市民感情から抵抗感があるということで、広義の市民説ということで、何らかの市との利害関係がある、大きく広げて行っているわけでございます。その観点からよろしくご理解いただきたいと思います。 それから、文書の開示適用の時期でございますが、この附則によりまして12年4月1日以降に作成した文書ということを対象にしておりますが、この新しい制度と申しますのは、やはり条例の施行日というのが本来だと考えております。また、他市の状況を見ましても、そういった条例施行以降に作成した文書ということで、そのほとんどがそのような形になっております。しかしながら、以前から議会関係からのご意見等も踏まえまして、12年4月1日という形で1年さかのぼった
情報公開条例ということで、明確にその情報公開のできる時期、文書の対象となる時期を明確にしたということでご理解いただきたいと思います。
○議長(高谷廣君) 大村部長。
◎
企画調整部長(大村弘君) 議第49号についてでございますが、本案につきましては人事院勧告に基づきまして、国家公務員の給与法の一部が改正されたことに伴いまして、これに準拠してお願いするものでございます。依然として厳しい社会情勢の中で、あくまでもこれは官民格差の是正という観点から改正をお願いするものでございます。内容につきましては、議案のとおりでございます。
○議長(高谷廣君) 吉川議員。
◆6番(吉川政重君)
藤本議員も質疑されたんですが、議第49号ですね、給与条例の一部改正についてでありますが、ご承知のとおり昨年に続いてこの8月に人事院勧告が出されましたけれども、その内容は昨年よりさらに後退をする厳しい内容となってございます。いわゆるボーナスが一部減額をされるのみならず、いわゆるベースアップも凍結をされるというそのような勧告でございまして、これは人事院勧告制度が戦後始まってから初めてこのような勧告が出されたという内容でございます。 今、部長も答弁いただきましたけれども、今の社会情勢、行政改革のその方向の中で、確かにこのような内容については一定理解ができるわけでありますけれども、私が危惧いたしますのは、このことによって職員の皆さんの士気が低下するようなことがあってはならないと。これは去年もこのことについて申し上げておった経緯がございます。昨年もこのことについて質問させていただいた中で、そのようにならないように。特に香芝市の給与については、いわゆるラスパイレス指数がほかの10市と比べて人口的に比較しても低い状況にあるので、それについての改善を行っていくというそのような答弁もいただきましたし、さらに福利厚生面でのいわゆる代償措置的なことも考えていきたいという答弁をいただいて、賛成をさせていただいた経緯もございます。ことしについても、状況は同じ、さらに厳しい状況になってございますので、さらにもう少し具体的な代償等を考え方をお聞かせいただいて、また
総務文教委員会でもこのことについても質疑をしていただきたいと思いますので、ちょっとその点についてだけご答弁をお願いします。
○議長(高谷廣君) 大村部長。
◎
企画調整部長(大村弘君) ただいまのご質問でございますけども、あくまでも人事院勧告のもとに我々地方公務員におきましても、尊重した中でこれの実施に踏み切るわけでございます。これがために職員の士気の低下と、そういうようになることのないように、我々今の社会
経済情勢、職員が全員一致いたしまして、そうしたものの認識に立って、公務員としての奉仕についての職務を全うすべきであると、このように認識いたしております。 また、今後こうした社会
経済情勢が回復に向かうのであれば、また人事院勧告もそうした官民格差の中で是正をお願いしていただけるものであると、そういう希望を持った中で職務にも専念してまいりたいと、このように考えております。 また、士気低下につきましては、今後いろんな方面から職員の活性化を図るためにも検討を加える必要があるのかなというふうにも考えておりますので、またそのときにはご意見いただいてまいりたいなと考えております。 以上でございます。
○議長(高谷廣君)
藤本議員。
◆13番(
藤本みや子君) 先ほどの回答なんですけれども、やはり今度
総務文教委員会でも論議されると思いますけれども、この知る権利と何人も知る権利について論議して、できれば委員会でこの条例改正ができるようなお願いしたいということと、条例適用公文書についても、条例施行以前のものができるように論議していだたきたいと思います。要望いたします。 それと、人事院勧告で問題ですけれども、ちゃんとした回答、香芝市としてどうなのかということで、どう考えられているのかということでは、具体的に回答がございませんでしたので、その点についても
総務文教委員会できっちりと論議していただきたいと思います。 以上です。
○議長(高谷廣君) 要望でよろしいね。 (13番
藤本みや子君「はい」との声あり)
○議長(高谷廣君) 芦高議員。
◆4番(芦高省五君) 議第53号について若干聞いておきたいと。これは平成12年度の香芝市の一般会計の補正予算(第2号)ということでありまして、例えば今は大変中小業者が困っておると。そのときに商工振興費としていわゆる市の中小企業資金融資保証料補給金とか、あるいはまた融資代位弁済補償金を新たに計上されるとか、また教育費といたしまして中学校の大規模改造の事業費で工事をされるとかいうことで、前進した補正予算だと、このように思うわけでありますけれども、一点だけ聞いておきたいのは、いわゆる街路事業費で磯壁・新在家線の建設工事なんですけれども、この建設工事に1億円が計上されておりますけれども、どうして急いで工事そのものにかからなければならないのかと、その辺のことについて極めて簡単で結構ですから、答弁をお願いしたいと、よろしくお願いしておきます。
○議長(高谷廣君) 部長。
◎
都市整備部長(梅田善久君) ただいまの磯壁・新在家線の工事の関係という形で補正をお願いした件でございますが、本事業につきましては現在用地買収自体も相当進んできておりまして、一応平成15年の完成を目途に進めておるわけでございますが、市長の
行政報告の中にもありましたように、国の経済対策の中で追加の枠組みをいただいたということでございますので、これらのものにつきまして当然工事ということで、南大阪線の高架部分に係ります下部工事について、既に当初予算でいただいてる分をあわせまして、発注の準備を進めておりまして、今後そのような形で取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
○議長(高谷廣君) 中川議員。
◆8番(
中川廣美君) この磯壁・新在家線ですが、我々生活にとって大変必要な道路で一日も早く完成してほしいと願っているんですが、なかなか工事がおくれていて、当初の計画より大分おくれてると思いますねん。当初の計画と今時点と、完成するか、この辺ちょっと答えてほしい。
○議長(高谷廣君) 所管の委員会の中でやってください。それで、答えよろしいやろう。 質疑を打ち切ります。 続いて、
民生水道委員会に付託を予定しております議第51号、議第52号、議第54号について、
総括質疑をお受けいたします。 〔「なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) ないようでございますので、質疑を打ち切ります。 続いて、
建設経済委員会に付託を予定しております議第55号について、
総括質疑をお受けいたします。
藤本議員。
◆13番(
藤本みや子君) 議第55号の香芝市
道路認定についてですけれども、別所の道路なんですけれども、前もこの道路、特定市街化道路がつけられまして、農家の固定資産税が高いのでつくったということでございましたけれども、結局、この道路を利用したのは中川無線が建てられ、出店をさせるためにつくられたようなもののような感じがいたします。その点、どう考えておられるのかお聞きしたいことと、鎌田の道路も市街化の農地は固定資産税が高いのでということで、市道またつけられたと思うのですけれども、結局、この道路は宅地開発に手を貸すようなものになるのではないかと思いますけれども、その点についてどのように考えられておられるのかお伺いいたします。
○議長(高谷廣君) 部長。
◎
産業建設部長(竹田育宏君) まず、道路の持つ機能でございます。1つは利便性であり、また快適性もあろうかと思います。なおまた、交通安全対策、道路空間の利用、さらには都市の健全な発達に寄与するものであると、そのように思っておるわけでございます。先ほどお話のありました中川無線やったかいな、どこやら無線が既に宅地開発してるやないかというご質問でございますけれども、これは特定市街化道路で設置したものでございます。この特定市街化道路と申しますのは、国の住宅供給対策の一環といたしまして、首都圏あるいは中部圏あるいは近畿圏、その中に含まれておる市の市街化農地に対しまして、平成4年度からそれらを含みます農地の宅地並み課税というのが実施されたわけでございまして、その中でやはりこれらのその趣旨にのっとりまして、それの市街化農地の有効利用というものを考えた中で、特定市街化道路というものの要綱を設置いたしまして、これに対処するために本道路を設置したものでございます。 なおまた、鎌田の道路につきましては、特定市街化ではございません。しかし、道路の持つ機能としては同じ基本理念でございますけれども、それは地域の利便性あるいは交通安全対策というものを考えた中で対応した新設道路でございます。 以上でございます。
○議長(高谷廣君) 他にないようでございますので、質疑を打ち切ります。
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△日程13
委員会付託
○議長(高谷廣君) 日程に従いまして、
委員会付託を行います。 議第48号から議第50号、議第53号につきまして、
総務文教委員会に、議第51号、議第52号、議第54号につきましては
民生水道委員会に、議第55号につきましては
建設経済委員会にそれぞれ付託することにご異議ございませんか。 〔「異議なし」との声あり〕
○議長(高谷廣君) ご異議ないようでございますので、それぞれの各委員会に付託することに決します。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 明日の7日木曜と8日の金曜の両日は、
一般質問が日程となっておりますので、
議員諸公の格段のご協力をお願いをいたします。 また、11日は
総務文教委員会、12日は
民生水道委員会、14日
建設経済委員会が日程となっております。
議員諸公には各委員会の付託案件につきまして、慎重にご審議のほど、よろしくお願いをいたします。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでございました。 閉議 午後3時40分...